「今日から本気出す。1日10時間やる。」
受験生あるあるです。ていうか、受験生じゃなくても「毎日10時間作業するぞ」って言った瞬間、だいたい崩れます。
じゃあなんで人は、やる気があるのに実行できないのか。
根っこはシンプルで、“締め切りの形”が曖昧だからです。

まず結論:10時間が無理なんじゃなく「10時間の中身が曖昧」
人は「10時間やるぞ」と決めた時点で、ちょっと安心します。
“決めた”ことが達成した気になって、脳が満足するんですよね。
でも実際の10時間って、
- いつから始めるのか
- 何をどの順番でやるのか
- 途中で集中が切れたらどうするのか
ここが決まってないと、10時間はただの“雲”です。
形がないから掴めない。
人間は「いつか」では動けない。「今」じゃないと動けない
「あとでやる」
「今日中にやる」
「時間ができたらやる」
これ、全部“締め切りが弱い言葉”です。
締め切りが弱いと、行動の理由が生まれません。
逆に、こう言われたらどうでしょう。
- 今から15分だけ
- 19:30までに1ページ
- このタイマーが鳴るまで
人は“期限が明確”になると動けます。
理由は簡単で、脳が「今やらないと間に合わない」って判断できるから。
受験生が10時間できない最大の理由:締め切りが遠すぎる
受験はゴールが大きすぎます。
「本番まであと数ヶ月」って聞くと、脳はこう思います。
まだ時間あるな
すると、今日の1時間が“軽く”なる。
つまり、今の行動に緊急性が乗らないんです。
終わりが遠い=緊急性が弱い=先延ばしし放題、になります。
「時間制限」があると、やる理由が発生する
人が動くのは、気合いじゃなくてルールです。
たとえば、テスト前って急に集中できません?
あれは“能力が上がった”んじゃなくて、
- 締め切りが近い
- 時間が少ない
- 逃げ場がない
この3点セットで、脳が本気モードになるだけ。
つまり、時間制限は「やる理由」を人工的に作る装置なんです。

10時間を本当にやる人がやってること:10時間を“細切れの締め切り”にする
10時間をそのまま10時間でやろうとすると失敗します。
だから、10時間を短い締め切りに分解します。
例:10時間勉強を「締め切り化」する
- 9:00〜9:50 英単語(50分)
- 10:00〜10:50 数学(50分)
- 11:00〜11:50 現代文(50分)
- 休憩
- 13:00〜13:50 過去問(50分)
- 14:00〜14:50 復習(50分)
- …
こうすると何が起きるか。
- 「今やる」が発生する
- 迷う時間が減る
- だらだらがしにくい
- 50分の“締め切り”が、毎回エンジンになる
ポイントは、1日の終わりに締め切りを置かないこと。
“今すぐの締め切り”を連打する。
できない日はどうする?「最低ライン」を決めておく
受験生は人間です。
眠い日も、気分が沈む日もある。
ここで「10時間できなかった…終わった…」ってなると、翌日も崩れます。
だからおすすめは、最低ラインをこう決めること。
- 最低:2セット(50分×2)だけやる
- 普通:6セット
- 余裕:8〜10セット
最低ラインがあると、「ゼロの日」が消えます。
ゼロが消えると、自己嫌悪も減って、継続しやすくなります。
まとめ:10時間を可能にするのは“気合い”じゃなく“締め切りの設計”
受験生が1日10時間できない理由は、怠けてるからじゃなくて、
- 締め切りが遠すぎる
- 10時間が曖昧すぎる
- “今やる理由”が弱い
この3つが揃ってしまうから。
だから解決策はこれ。
- 時間制限をつける
- 短い締め切りに分解する
- 最低ラインを作ってゼロをなくす
「いつかやる」ではなく、
「今ここで、タイマーが鳴るまでやる」。
これだけで、勉強は驚くほど進みます。