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自己成長

衝動は追わず、波が引くのを待つ

お菓子を食べたい。ギャンブルをしたい。深夜にAmazonを開いて、なぜか“今すぐ買わなきゃ”と思う。
こういう瞬間って、理性が弱いんじゃなくて、脳が「波」に飲まれているだけなんですよね。

意思決定が下手になる原因の多くは、能力不足ではなく「タイミングの悪さ」です。
だから大事なのは、衝動を止めることではなく、衝動の波が引くまで待つこと


1) 衝動は「大波」。泳ぐより、浮いてやり過ごす

衝動って、海の波みたいなものです。
波が高いときに泳ごうとすると、体力を奪われて、方向感覚も失います。

  • 「今すぐ食べたい!」
  • 「今すぐ勝負したい!」
  • 「今すぐ買いたい!」

この“今すぐ”は、だいたい波です。

だから、やるべきことはシンプルで、

波が引いてから判断する。

衝動のピークにいるときの判断は、ほぼ偏ります。
冷静なときの自分が「いや、それやめとけ」って言うことを、平気でやりがちになります。


2) 24時間ルール:カートに入れて「寝かせる」

Amazonで買い物をするとき、いったんカートに入れてこう決める。

「24時間後も欲しければ買う」

これはめちゃくちゃ強いルールです。
なぜなら、衝動の多くは“熱”で、熱は時間で冷めるから。

  • 24時間後も欲しい → それは必要性や価値がある可能性が高い
  • 24時間後に冷めた → それは波だった可能性が高い

ポイントは「我慢」じゃなくて「検証」なんです。
買いたい気持ちを否定しない。ただ、時間を置いて“本物かどうか”確かめる


3) 失敗も成功も想像する:「未来の自分」から逆算する

意思決定でありがちなのは、未来を片方しか見ないことです。

ここで使えるのが、**“未来から振り返る”**という考え方。

リスク鈍感な人に効く方法

リスク鈍感な人は、勢いで行けちゃうタイプ。
だから一度こう考える。

「事業が失敗した未来から振り返って、原因は何だった?」

失敗後の自分が、どんな言い訳をして、どこで詰んでいたか。
それを先に洗い出すと、現実的な対策が見えてきます。

リスク敏感な人に効く方法

リスク敏感な人は、怖くて動けなくなるタイプ。
だから逆にこう考える。

「成功した未来から振り返って、成功の要因は何だった?」

成功後の自分が「これをやったから勝てた」と言う要因を先に見つける。
すると、“怖い”の中から、具体的な一歩が浮かびます。


4) 例:転職は「後悔する未来」を2本並べて比べる

転職って、どちらを選んでも不安がありますよね。
だから、こうやって比べます。

  • 転職した未来で後悔している自分
  • 転職しなかった未来で後悔している自分

どっちの後悔のほうが、自分にとって重いか。
「転職したら失敗するかも」だけを見ると止まるし、
「転職しなかったら成長できないかも」だけを見ると焦る。

だから、両方の未来を同じ強さで想像して、比較する。

これが“極端”を避けるコツです。


5) ストレスがあるときは決断しない

ストレスがかかると、脳は判断モードが偏ります。
例えるなら、カメラの色味が極端になる感じ。

  • ある人は リスク鈍感モード(なんとかなるっしょ!)
  • ある人は リスク過敏モード(やっぱ無理かも…)

どっちも“真実”じゃなく、“状態”です。

だからルールはこれ。

ストレスが強いときは、決断しない。
せめて、衝動の波が消えるまで待つ。


6) 3か月に一度「リスクレビュー」で自分の基準を作る

意思決定がうまい人って、才能じゃなくて基準があるんですよね。

おすすめは、3か月に1回のリスクレビュー

  • 最近取ったリスクは何だった?
  • それは良かった?悪かった?
  • 自分にとって「取っていいリスク」は何?
  • 「取ってはいけないリスク」は何?

これを棚卸ししていくと、
自分なりの意思決定の軸が育ちます。


7) いい意思決定とは「中道」である

結局、意思決定で一番強いのは極端じゃない選択です。

  • 怖くて何もしない(ゼロ)
  • 勢いで全部突っ込む(百)

この間にある「中道」こそ、現実に強い。

衝動を追わず、波が引くのを待つ。
失敗も成功も想像する。
ストレスの中で決めない。
定期的に振り返り、基準を育てる。

これを積み重ねた人が、最終的に一番ブレません。