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人間関係

『逃げずに向き合おう – パートナーとの喧嘩後の建設的な解決法』

先日、私の友人から「彼氏と大喧嘩して、3日間まったく連絡を取っていない」という相談を受けました。彼女は気を紛らわすために、Netflixでドラマをイッキ見したり、ゲームに没頭したりしていたそうです。でも結局、心の中はモヤモヤしたままで、時間だけが空しく過ぎていったとのこと。

この話を聞いて、私も以前同じような経験をしたことを思い出しました。パートナーとの喧嘩後、「今は話したくない」と一人で散歩に出かけたり、本を読んだりして時間を潰していました。でも、その間も頭の中は喧嘩のことでいっぱいで、何をしても心から楽しめない状態でした。

確かに、喧嘩直後は感情が高ぶっているので、少し時間を置くことも必要かもしれません。でも、その「クールダウンの時間」を際限なく引き延ばしてしまうのは、決して良い選択とは言えないでしょう。

例えば、夫婦で家計の使い方について意見が対立したとします。奥さんは「必要な出費だった」と主張し、旦那さんは「無駄遣いだ」と言い張る。こんな時、お互いが黙り込んでスマホゲームに没頭したり、SNSを延々と眺めたりしても、問題は解決しません。むしろ、時間が経つほど溝が深まってしまう可能性すらあります。

大切なのは、適切なタイミングで話し合いの場を持つこと。ただし、この時に気をつけたいのが「感情的にならない」ということです。「あなたが○○だから」という責め立てるような言い方ではなく、「私は△△と感じた」というように、自分の気持ちを冷静に伝えることが重要です。

また、話し合いの際は「問題を解決すること」に焦点を当てましょう。「誰が悪いか」を追及するのではなく、「どうすれば互いが納得できるか」を考えることが建設的です。

確かに、大切な人との喧嘩は辛いものです。でも、その問題から目を背け続けることは、結果的により多くの時間と心のエネルギーを無駄にすることになります。勇気を出して向き合い、冷静に話し合うことで、関係性がより強くなることもあるはずです。

時には第三者に相談することも、解決への一つの手段となるかもしれません。ただし、最終的には当事者同士での対話が不可欠です。相手を思いやる気持ちを忘れずに、前向きな解決を目指していきたいものですね。

参考本

相手は変えられないならば自分が変わればいい       著:ラス・ハリス

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